アロマ―ジの構築について

こんにちは、モバホンと申します。今回はセラフィジャスミン登場後のアロマ―ジの構築について解説していきたいと思います。

 

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こちらが新規登場後のアロマ―ジのデッキレシピとなります。基本的に後攻をとります。後攻をとる理由としては、先行で使える回復札がガーデンしかなく、ローズマリーを強く使っていきたいからです。

 

私はアロマ―ジのデッキ構築においてもっとも大切なことは回復とアロマモンスターの割合であると考えています。アロマ―ジデッキはアロマモンスターと回復を一緒に引いて初めて機能するデッキですが、それら単体では意味をなさないためこれらの割合には非常に気を使います。特に回復カードはサーチ手段が乏にも関わらず、被ると弱いため、アロマ―ジを構築する上で悩みの種となります。

 

しかし、それもセラフィジャスミンの登場でかなり解消されています。セラフィジャスミンの回復時のサーチ効果は名称ターン1がついていないため、回復を積極的に使って、リソースに変換することができるようになりました。具体的には2枚の回復札がある場合、セラフィジャスミンでカードをサーチした後、セラフィジャスミンリクルートしたにん人等で再びセラフィジャスミンを出すことで、墓地にアンゼリカの対称を置きつつ、さらにサーチすることが可能になります。現状で実用に足る回復札はガーデン・潤いの風・アンゼリカ・ジュラゲド程度ですが、これらが被っても弱いことがなくなったので、私はこれらのカードを最大枚数投入しています。

 

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それでは以下でそれぞれのカードの採用理由について、説明していきます。

 

・アロマモンスター

ジャスミン

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素引きが弱いので1に。アクセスは多いので好きなときに呼んで活躍させることができます。追加召喚の効果もセラフィジャスミンからアクセスすれば即座に使用できるので、このカード自体は維持する必要がなくなったことはかなりプレイングを楽にしてくれました。

 

ローズマリー

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このデッキのエースなので3積み推奨。メインのアタッカーであり、このカードを使いきってしまうと殴りあいでかなり不利になってしまいます。エクストラにもアタッカーはいますが、それらのカードの戦闘能力もこのカードが支えています。さらに序盤はアンゼリカの対称を確保するためににん人・ツイツイ・ディノミスクスで手札から捨てることもあるので、3枚入っていますが実際使えるのは2枚なんて状況も頻繁にあります。

 

≪アンゼリカ≫

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セラフィジャスミンのおかげでパワーカードと化しました。3枚入っていますが、一瞬で使いきってしまうので、計画的に使用しましょう。

 

・その他の植物

≪にん人≫

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セラフィジャスミンリクルート先として、ローズマリーより優先されることも多いです。セラフィジャスミンで肥えた手札を盤面に変換できるので、序盤に墓地に落としておくと便利です。またマスマティとダンディを同時に引いてしまった場合も、マスマティでこのカードを落として、ダンディを捨てることで、ケアすることができます。打点も高く、素材としても優秀なので、ほぼ必須枠

 

≪ローンファイヤブロッサム≫

アロマ登場時からお世話になっているカードです。しかし、マスマティと召喚権を取り合うので、採用枚数は減りつつあります。セラフィジャスミンからリクルートしたモンスターを縦置きするのに必要なので、最低でも1枚は採用しておきましょう。

  

ダンディライオン

マスマティ・おろまいで叩き落すカードです。基本的に1枚で十分です。

 セラフィジャスミンからアクセスして、サモン・ソーサレスを出すと、かなりのリンク数を稼げますが、システムモンスターとして強いリンクが存在しなく、アロマ―ジデッキの場合はセラフィジャスミンを維持すれば十分なリソースを確保できるので、現状でやる意味は薄いです。

 

≪バルブ≫

1枚でハリファイバーになれるカード。セラフィジャスミンからリクルートして高リンクに繋いだり、5シンクロを出すのに使います。にん人で捨てると、そのまま5シンクロが出ます。スポーアも同じ理由で強力なカードですが、バルブだけでも困ることはありません。

  

ラディッシュホース≫

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チェーンブロックに乗らずに自己特殊でき、打点補助もついているのでかなり使いやすいカードです。モンスターがいても特殊召喚できるのも評価できます。セラフィジャスミンでサーチリクルートすることができるので、採用に至りました。打点補助効果は普通のデッキで使うと1000差をつけるだけですが、アロマデッキの場合、ガーデンやセラフィローズマリーラディッシュ自体の攻撃力が上がるのでなおのこと強力な効果になります。

 

植物以外

≪マスマティシャン≫

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1枚でセラフィジャスミン+リリースになれるパワーカード。3積み必至。

誘発打たれても誤魔化しが効きます。

 

≪ゴウフウ≫

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ハリファイバーからバルブに召喚権を使わずにアクセスできるカードです。それとニンギルスの除去もおまけでついてきます。初動を安定させ、返し札としても優秀なので、必須枠であると考えています。

 

≪ジュラゲド≫

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アロマのテーマカード以外では唯一アド損なしに回復できるカードです。採用されている2枚のランク4のバグースカ・竜巻竜はローズマリーではケアできない範囲をカバーしてくれるので、それにつなげられる点でも優秀です。これで先行でも使えたら完璧でした。

 

≪手札誘発≫

現環境だともう少し増やしたいところですが、手札誘発は決してパワーの高いカードではないことは忘れてはなりません。「アロマ―ジは罠で返していく」デッキです。ローズマリーでは処理できない高打点のモンスターや手札に貯めこまれたリソースを削るのに罠は必ず必要になります。この点をよく理解した上で手札誘発と罠の割合を決めるとよいと思います。

 

≪ツインツイスター≫

アロマ―ジは罠に弱いので入っています。ローズマリーを手札から捨てて、アンゼリカの対称を確保することができるので、手札を切れるカードは一定数入れておくと便利です。セラフィジャスミンさえ通してしまえば、あまり手札コストに困ることもなくなりました。

 

≪アロマ・ガーデン≫

先行でも使える回復札なので、4枚投入。このカードの打点補助があるのとないのとでは、ゲーム難易度にかなり差がでます。盆回しやうさぎが流行っている場合は裏目があるので注意してください。

 

≪死者蘇生≫

召喚権を潰されたときのケアやリソース回収手段として普通に優秀です。

 

≪ディノミスクス≫

魔法罠にも触れる便利カード。ツイツイ同様手札を切れるのもよいです。蘇生効果はほとんど使わないので、除去範囲が広くドローロックもできる鳳翼の爆風もおすすめです。

 

≪神の通告≫

システムモンスターを後出し除去することもできるので、無難に強いカードです。アロマ―ジはPテーマにも弱いので、メインからある程度対策できるように搭載しています。

 

≪潤いの風≫

もちろん遅さもありますが、これ1枚と妨害札だけでも戦うことができるスペックを持ったカードなので、3枚搭載しています。貴重な回復カードでもあります。

 

エクストラデッキのモンスター

≪セラフィジャスミン

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セラフィジャスミンでセラフィジャスミンを出すこともあるので、3積み確定です。

 

≪セラフィローズマリー

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セラフィジャスミン登場前はリンクモンスターに枠をとられがちでしたが、現在はお手軽に出せるので強いです。

 

≪マジカルアンドロイド≫

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5シンクロか立ちやすくなったので、回復がどうしても引けない場合などに使います。マスマティ+ダンディ等の手札で回復にアクセスできるのは大きいです。

 

≪チャンバライダー≫

ガーデン下で5600削る強いやつ。このカードを入れておくと、マスマティ+ガーデン等でもワンキルができます。

 

≪ハリファイバー≫

話題のカード。上述のゴウフウからバルブにアクセスする他に、セラフィジャスミンからバルブをリクルートしたのちに、高リンクに繋ぐのにも使います。

 

≪トポロジック≫

ライフを刈り取るやつ。ジュラゲド・トポロジックで4000ダイレクト入ります。

 

≪ヴァレルロード≫

このカードで強引に押し切れることも多いので、それなりに使います。セラフィジャスミンの下に出しても強いのも高評価。

 

≪バグースカ≫

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アロアモンスター以外では最も使うカードです。先行制圧用のカードと思われがちですが、後攻で強いカードだったりします。後攻の場合デッキが分かっているので、バグースカの解決札の多さなどある程度分かるので、見極めた上で出すことができます。また、リソースを削った上でこのカードを出せれば、相手の解決手段を絞ることができるので、返されにくくなります。

このカードを出してもセラフィジャスミンは問題なく機能するので、このカードを立てながらターンロスを狙い、次のターンにセラフィジャスミンで稼いだリソースで一気に勝負を決めましょう。

 

≪竜巻竜≫

バグースカと合わせて幅広いデッキを見ることができます。アロマ―ジでバックに触ることのできる貴重なカード。

 

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ここからはその他の愛称のよいカードについて語っていきます。

≪捕食セット≫

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オフリスは手札コストを要するため、初動札としてはリスクが大きいカードではあります。しかし、セラフィジャスミンリクルートしてくる分にはかなり強いです。セラフィジャスミンを出すだけでも回復(アンドロイド)にアクセスすることができますし、簡易サウサクで除去もできるようになります。セラセニアントも戦闘面のケアで使うことができますし、スピノディオネアもアロマの打点補助を受けて強力なアタッカーになるので、捕食出張はさまざまな可能性を秘めています。

現状では初動は十分足りていることと、枠を多く取ってしまうことからデッキには入れていません。もし入れる場合、オフリスは1枚に抑え、引きたい場合はロンファを増やすようにしましょう。

 

≪AFセット≫

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先行をとらされた場合、あまりすることがないので、そのときにターンロスさせることができるカードとして優秀です。後攻の場合でもけっこう使えます。

AFモンスターを素引きしても、アロマ―ジの場合、竜巻竜やハリファイバーからのワンダーマジシャンでケアすることができるので、AF素引きによってパワーダウンすることはありません。また、セラフィジャスミンとプレアデスを出せることも評価できます。

私はサイドプランとして考えています。

 

≪シャドールセット≫

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シャドールフュージョンでうららをチェックし、ドラゴンでバックを割ることができます。また、シェキナーガを出しながら、ダンディを落とすこともできます。EXゾーンを占拠してしまいますが、チューナーを出せば、ニンギルスに変換して空けることができます。

アロマ―ジの属性がバラけているので、融合先も様々な選択肢をとることができる点もおもしろいです。

 

≪フレシア≫ 

バグースカ・竜巻竜に次いで採用が検討されるカードです。このカードも先立ち必須のカードだと思われがちですが、後攻に狡猾で盤面を荒らした後、そのままシステムモンスターと機能するので、後攻で強く使えるカードです。落とし穴の素引きが若干弱いですが、バグースカでは対応することができないリンクモンスターも牽制できるのは大きいです。

使い終わったらセラフィジャスミンにしてしまいましょう。

 

≪ナチュルローズウィップ≫

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アロマ―ジの苦手なPテーマを1枚でメタることができるカードです。サイチェン後にセラフィジャスミンからリクルートする用に入れます。盆回しとかもメタれます。

 

≪迷い風≫

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打点半減と無効効果は永続で適用するため、見た目以上に強力なカード。通告より優先してもよいです。ローズマリーでは処理しにくい打点の高いリンクモンスターも処理しやすくなります。

アロマ―ジに限らず、下級コントロールテーマにイチ押しのカードです。

 

≪ファイヤフォース≫

相手と自分のライフ差を変えないでキルラインを下げることができるので、使いやすいカードです。迷い風と同じく、リンクモンスター対策になります。

 

神の摂理

手札切れるカードの候補です。セラフィジャスミンや潤いの風でコストを確保できればかなり強いです。

 

 

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今回はこの辺で締めます。長々と語りましたが、伝わってほしいことは、罠の重要性と後攻のバグースカの強さです。相性のよいカードはまた思いつけば紹介していきます。

 

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